情シスオフしました

参加社の方々ありがとうございました。かなりのグダグタっぷりでしたがまずはお礼までに。結局、情シス9名(飲みから駆けつけたnopeさんいれて)+SIer/ベンダさん16名といった比率でした。
もっともっとよくできましたね。参加したいただいたmidさん、はぶさんからも2次会の場でいくつか指摘してもらえました。言ってもらえるのはありがたいとつくづく思えました。次回やるときにはいかしていきます。

で、内容としてはいろいろ話題にはなりましたが情シスさんの声をきいていくと

・パッケージは結構導入している
・リプレースサイクルもよく本にもでてきますが5〜20年でまちまち。
・SOA/SaaSなどについては何がおいしいの?
・日経シリーズの本はよく読まれている(日経コンピュータについては目を通すも、それほど釣られてない感がある)

といったところでしょうか。みなさん冷静にものごとを見ているんだなぁと感心しました。SOAネタとかよく見かける本の記事に踊らされることなく。本当はもう2歩も3歩も踏み込んで話ができればよかったのですが、スイマセン。
で、飲みの部に移動しました。ここでもいろいろ勉強になりました。情シスのひとの会話って視点とか全然違うので話聞いててきょと〜んとしてしまいました。あとコンプラ屋さん(id:miryu2008さん)のとなりだったのでいろいろセキュリティトークもきけて面白かったです。一番ピーンときたのは

マニュアルが守ってくれる

という言葉。ISOはマニュアル化することを規定してない、マニュアルは完全なものでもない。でも現場では業務を遂行する上でマニュアルどおりすることが求められています(これだけ文章pickしちゃうと誤解を招くかもしれないけど)、窮屈なこともあるかもしれないけど。でもそこさえしたがっていればある程度は保証されたものになるんです。もちろん、その逆もあってマニュアルとおりなことしかできなくてトラブルになるという例もあるので一概にいいきれないけどね。
あと運営する側の立場としては、

Takeは考えるな

とはぶさんに言われて、心構えの甘さを痛感しました。BPMオフにも同様にいえることなので。

ということでいろいろ話もできて楽しかったです。んでもってもっともっとカイゼンの余地も再認識できたので非常に有意義でした。本当にありがとうございました。

追記:
あ、id:gothedistanceも見るに見かねてなのか、天性なのかわかりませんが会計もろもろ要所要所でいろいろしきってくれて助かりました。いつもながら感謝するだよ。

追記:オフレポ
http://d.hatena.ne.jp/kirara_397/20081026/1225024246
http://d.hatena.ne.jp/atsuizo/20081027/1225126797
http://d.hatena.ne.jp/gothedistance/20081027
http://d.hatena.ne.jp/miryu2008/20081029/p1
http://d.hatena.ne.jp/zenkaifc/20081102/1225706170
http://d.hatena.ne.jp/zenkaifc/20081103/1225708059
http://d.hatena.ne.jp/hagino_3000/20081029/1225295958

などなどを、まとめたはてブ
http://b.hatena.ne.jp/kirara_397/20081025/
Thxです〜

そしてブリスタについて

トピをかえて。情シスオフの夜の部でブリスタを惜しげもなくはぶさんがみんなに公開してました。ブログにかいてること、おもいが着実に形になっています。うわっつらの見た目ではSalesForce/Zohoにも似たようなものはあるのですが状態管理、ロジック/権限まわり、それとドキュメント同期などなども込みこみで統合的に業務システム開発自体を管理していました。内部設計的な裏側の話もちょっと教えてもらいましたが、その発想は思いつかないものでした。まこたんはそんなのはどうでもいい、とかいってたけど1エンジニアとしては素直に感心せざるをえない
昨日はその場ではなんとなくふぅ〜んという感じだったのですが頭の中で整理できた範囲でかく。
と思ったけど、部屋の衣替えをブログかいてないで今すぐ手伝え!と怒られたので後で書く(><;
ということで、追記開始。

まず、ブリスタをどうやって見せてもらったか、というところからちゃんと説明したほうがいいかな。はぶさんがブリスタを動かしているパソコンを操作して、ぼくが横でしゃべって、内容としてはザックリかくと

H「どんなシステムにしますかね〜」
W「じゃ、休日申請システムで」
H「休日申請ということは、休日があって、出勤理由があってー、・・・・」
H「今は管理者が申請許可するとして権限もたせてー」
H「じゃ、確認しましょか」

といって申請する画面から値を入力する、権限がない人だとこの先のアクションでは何もできないけど管理者権限をつけると承認できて、状態遷移も正しく行なわれる。その遷移も画面でフローが表示されててその場ですぐに確認できます。
ザックリすぎましたが上記の会話の数分でこれだけのことを実現します。さらにこの会話で操作してできたリソースを通称「ふぁくとり」にかますといろいろなものが生成されるとのこと。ドキュメント、ソースすべてが毎回まるまる自動生成だそうな。これでもまだ細かいところにいくとコードを書かなければいけないところがあるらしくそこにも今は取り組んでいるとのこと。ちなみにここで生成されたブツは秒間数千アクセスにも耐えられることが既に実証されているとのこと。
これをベースにして、お客さんの業務で実際に画面数が多くなっても(何百画面っていってたか何千画面っていってたか定かじゃないけど)1時間もあればもろもろすべて生成できるそうな。

そうそう、それはmark-wadaさんのいう対面式で開発を行うというあのお話と一緒だなぁと。mark-wadaさん強敵ですよ、これは。正確にはmark-wadaさんだけにいうことじゃないんだけど、ま、そこまでは書かない(^^;

あと上記内容をふまえてそんなの他にもあるよーという声が聞こえそうなんだけど、SalesForce/Zohoなどでみたのも簡単なwebアプリの生成とかなんだけど、プロセス管理はしてなかったような覚えがある。
ちなみにjBPMも機能という側面だけでいえば実現できますよ。画面生成(JSFだけど)とデータも管理させることも。ただ操作性、オペレーション数、自動生成率、データアクセスのレスポンス(これは推測だけど、多分)すべて負けてるんじゃないかな。しかもjBPMではドメインモデルレベルのデータまで管理させるのはどちらかといえばBad Practiceに入ってる(ドメインモデルのテーブルのkeyだけフローに紐付けて管理しましょう、あとは自分達で開発してねー、というのが基本スタンス).ま、jBPMはそこに主眼をおいてない、といえばそれまでなんだけどね。

現在ではあくまでスタロジさんが使うスタロジ設計ツールという感じですね。どっちかといえばクロモノのツールという印象で、RIA(あ、逆からよむとAIRだ。今気づいた)らしい画面でした。シロモノ向けにするのはちょっと今のUIはどうなのかなぁと個人的に思った。どこまでシロモノにするのか・しないのかわかんないけど、eclipseっぽい画面レイアウトにアコーディオンな画面切り替えと一見かっこいいのですが、なんかマジカやぶりエディタを初めて知ったときのような感動はなかったな、正直。あれ、結構普通じゃんって感じ。もっとギョイゾーっていうくらいだから象にちなんだデザイン、しかけ、あそびがあると自分勝手なスタロジらしさを期待/想像してたせいだな、きっと。

ということで、スタロジさんの技術力の片鱗を見れたのでいい刺激になりました。来月には、ぶり祭り2008も行なわれるようなのでみんな見に行くといいよ。僕はいけないけど(行けない分、見れてよかった)業務システム開発する人もしっかり観察したほうがいい。今自分たちの開発で何が問題になったり、時間がかかったり、障害を生みやすくなったり、変更しにくくさせたりしているのかを。で、そういう業務システム開発における問題をひとつひとつ正面から取り組んで徹底してIT対応してきているブリスタはチェックしておかないといけないんじゃないですかね。この状態からまだカイゼンにとりくんでいるスタロジさんはほんとうにスキがないですよ。