小飼弾の「仕組み」進化論
- 作者: 小飼弾
- 出版社/メーカー: 日本実業出版社
- 発売日: 2009/03/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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先行発売されている店で買って読みました。進化論といってるだけに身の周りにある仕組みを用いて過去どう作用してたのか、仕組みのメタとかも整理して、じゃ、いまのこのご時世で生き残るにはこう進化して,これからの働き方を模索しよう、といったものを体系だてて弾さん流に書いてあります。BPR,BPMに取り組んでいる人達、弾さんwatcherからすると目新しいものはないかも。逆にあまり仕組み、プロセスに対して縁がない人はちょうどいいかもしれないですけど。新しい20%ルールも言い換えればR&Dに80%そそぎこめ、と読めました。そりゃどこもR&Dに時間がさければ苦労しとらんわー、と思った人は最初のステップを踏み出したかも。なぜ時間を割けないのか考えるきっかけにもなっているから。ともあれ、読みやすく、グサっとくる一言も多いので強いチームを作っていく上で読んでおいていいと思う。
響いた一言としては
「仕組みが自分たちを苦しめる」
「仕組みも陳腐化する」
「リーダーの笑顔は義務」
「生産効率よりリソース重視」
(三大美徳は有名だから割愛)
あ、そうそうあくまで「仕組み」の話なので組織論、経営論的な部分がないからシンプルに読みやすいのかも。そう思うとBPMって大変だわな。