jBPMとJBoss

jBPMはもともとJBossブランドではなく2004年から一緒にやっていくことになりました。今まではあまり感じてなかったのですが1ユーザとして時々不安に感じることが最近あります。それはcoreのコミッタでないところから何かが始まりjBPM自体の魂(設計方針とか)からズレちゃうこととかしたりしちゃいそうでちょっとイヤだなぁと感じてしまうことです。
実はjBPMのまわりでJBossBPM-APIというものを新しくリリースしようとしています。これはjBPMのマイナーバージョンアップなどでもコンパチブルで安定性を高めるためにもAPIとしてちゃんとかためましょう!というのが動機ではじまったもののようですが、いいだしっぺは開発coreチームじゃないところからきています。理由はわからんでもないのですがそのBPM APIの基準は”BPMN”ベースなんです。
coreのリーダのTomさんは以前「BPMN」にこだわらないし逆にこだわる弊害もあるのでjBPMをシンプルに保つ上でもjBPMはBPMNから線をひくといってかと思います。むしろBPMNよりXPDLは、かっていたのでPVMの上でXPDLを動かすことには成功しています。でもBPMNにも対応する予定のようです。最終的には2009年Q4で完全リリースとのこと。さらにそれらをjBPMのコードベースにもいつかのっける予定のようです。
またそのモデルが従来のjBPM/PVMと異なるモデルなんです。Tomさんたちはうれしく思ってるのかなぁ。僕からすると言葉はわるいのですが「犯されている」感じがします。中の人ではないのであくまで想像にすぎませんが。
細かいこというと他にも構成管理で散々チームで議論してant+ivyでいきましょー!ってなったあとでjbossの人がフラっときてJBossエコを最大限活用しよう!ということでMavenizeすることに一転しました。他にもjBPM SOAというのもJIRAのリリーススケジュールにのっています。これはTomさんたちはどういうcommitがなされるのだろうか気になります。
先日リリースされたjBPM PVMも大幅にリリースが遅れました。(まだGAではない)
JBossに入って明らかに知名度、実績は伸びたと思います。でも色々なことがおきてて多様性とかいう言葉だけで片付けてしまって本当にいいのかなぁと思っちゃいます。
利用者がふえてそれに振り回されてるようにしか見えないんですよ。僕がjBPMの産みの親だったら「ウチの子を色々な色で染めんな」っていいたくなると思う。
PVMはTomさんたちの”想い・こだわり”をソースみててもところどころに感じるのでうれしく思ってたのですが、そういうところばかりじゃないような気がします。実際はどうなんでしょうね。ちなみに全部個人的な推測、感情だけで書いてますよ、ただ普通の人よりちょっとjBPMがスキなので思ったことを書いたまでです。

というわけで、いつjBPM4はリリースできるんだろうか。。。